PDCA(PLAN・DO・CHECK・ACT)
ビジネスの中で良く聞かれるPDCA!
事業が上手くいっている会社はPDCAが上手く回っている。
反対に事業が上手くいかない会社はなぜPDCAが回らないのか?
P(PLAN)については皆熱く語るのである。そしてD(DO)実行までは行くのだろう。しかしC(CHECK)まで行かない場合が多いのである。
特に資金力のある会社はDOまでは確実に行く。しかしCHECKとなるとなかなか難しい。元々のPLANに無理があった場合もあるが、資金があれば行動(DO)を起こす事はできる。
「こんな商品売れるんじゃないか?」とアイデアを出し、販売計画を立てる。そして商品を販売する。そこまではある程度の企業が出来る。そして販売が好調な場合は皆が注目し、売上動向を観察する。まぁCHECKが働く。
しかし全く売れない場合は、見て見ぬふりか誰の目にも留まらずCHECKが働かない。
その理由は「反省」しなければならないからだ!
売れ無かった理由は様々である。PLAN(計画)に問題があった、DO(行動)に問題があった等々の理由があるが、その理由は自分のみならず関係する人・部署の全てをCHECKしなければならない。
何よりプランを実行した段階で仕事は完結した達成感があり、「反省」までの余力もないのだ。むしろ「反省」などしたくない。
それに、特に中小企業は社長の鳴り物入りで企画がスタートする事が多い。その場合、その成果をCHECKすると言う事はなかなか難しいのである。
だから上手く行かなかった事業は忘れ去られ、次のPLANに移るのだ。
零細企業になるともっと酷く、DO(行動)まで行かない。むしろPLAN(行動)とも呼べない夢物語に多くの時間を費やしている。
実直に本業を頑張っている零細企業であれば良いのだが、本業そっちのけで「新しいビジネスが必要」と息巻く社長様に多いのは実現不可能な夢物語ばかりを話ている。
「こんな計画を立てた」(DO)と報告を聞き、一ヶ月後に進捗を確認すると100%行動していない。そしてその理由を聞くを「資金が無い」と言う。
資金が無いのは最初から分かっている話で、無理な事をばかり考えている。もはや脳内麻薬にラリっている状態だ。
そして2ヵ月後には新しい計画を立てている。そしてそれも実行不可能なプランなのである。
新しい事を考えるのは楽しい。そして反省は誰にとっても嫌な物である。
職人の世界に「段取り8分に仕上げ2分」と言う言葉があるがように、優れた計画がビジネスの優劣を決めるのかもしれない。
しかしそこに行くには反省し、行動を改めなければ辿り付けない。