パラビジ
パラビジ |
パラレルビジネス(parallel business)の略です。
パラレル(parallel)は英語で平行、並行、並列を意味する言葉で、ビジネス(business)はそのまま仕事です。
もともとパラレルキャリアという言葉が最近流行りだし、パラレルキャリアとはP・Fドラッガーが『明日を支配するもの』で紹介した言葉で、簡単に説明をすると「本業を持ちながら第2のキャリア」を築くことです。
キャリア(career)とはそもそも経験ですので報酬を得る事だけが目的ではありません。副業と大きく違うところは報酬を得る事が目的ではないので、趣味や社会貢献、ボランティアの経験もキャリアになります。
5年、10年と一つの事をやり続けるとそれだけでも立派なキャリアになります。
得た技術や知識が周りに評価されれば、報酬を目的としていなくても報酬に繋がる事があります。趣味の延長で職業にした人が周りに居ませんか?本業にしてしまうとパラレルにはなりませんが、本業の傍ら経験を買われ報酬に繋がる事もあります。
またパラレルワークという働き方も注目されています。
同時並行でビジネスをし、複数の収入源を持ち一つのビジネスに依存しない働き方です。
副業と混同しそうですが、パラレルワークは複数の本業を持つイメージに近いです。
本業以外にキャリア・ビジネスを持つメリット |
本業以外にビジネスを持つメリットは当然、収入が増える事が一番のメリットです。
収入が増える事により選択肢が広がります。700円のランチから1000円のランチにすることも、200万の車から300万の車に乗り換えることも、国内旅行から海外旅行に変更することも報酬額によっては可能かもしれません。
安定的に報酬を手にできるのであれば、職業の選択肢が広がります。
仮に本業で600万の年収があった場合、同じ待遇での転職を考えると選択肢は狭まります。しかし200万、300万でも稼ぐことが出来れば、400万、300万の年収を探せば良いので選択肢は格段に上がります。
なにより報酬を1つの所に依存しなくても良くなることが最大のメリットです。
小さくビジネをスタートできる。
本業がある以上、時間には限りがあります。
当然できる事が限られているのでその中で出来るビジネスを模索します。なので最初から事務所を借りたり、従業員を雇ったり、高額な設備を導入する仕事は向きません。
なので最初は小さくビジネスを始めるので大きな失敗がありません。
スキルアップ
ビジネスを一から立ち上げるには様々なスキルが必要です。今までの経験を元にビジネスを立ち上げたとしても、した事のない業務は次々と発生します。
物作りの経験を元に商品を作っても、受注や発送・請求など様々な業務が必要になります。
企業であれば専門の部署が対応してくれますが、一人でビジネスを立ち上げる場合、全て自分でしなければなりません。
当然、初めての業務も他に頼る相手が居ないと自分でしなければならないので、必要なスキルは身に付けなければなりません。
しかしそこで身に付けたスキルを本業にフィードバックする事も可能です。
人脈が広がる
活動範囲を変えると人脈は広がります。ビジネスを立ち上げても顧客が居なければビジネスは成り立ちません。新しい顧客や仕入れ先など会社とは違った人脈が出来ます。
趣味や社会貢献にしても仕事以外の人脈が広がります。
ストレス発散・モチベーションアップ
例え報酬が無くても趣味や社会活動が充実していれば人生は楽しくなります。
好きな事をしている時間や、気の合った仲間と過ごす時間はストレスの発散になりモチベーションのアップにも繋がります。
デメリット |
時間が無くなる
当然、時間が無くなります。仕事以外にキャリアアップやビジネスをする以上時間はなくなります。友人と食事をしたり、TVを見たりする時間は無くなるかもしれません。
ですので、好きな事や興味のある事をする事をお勧めします。苦にならない事を選択すれば楽しい時間に変わります。
出費がかさむ
報酬を目的としない活動は出費がかさみます。またビジネスを立ち上げた初期は、営業活動や備品の購入などで出費が先行します。報酬を得られるまで全て自分の持ち出しとなってしまいます。
会社にバレる
会社に勤めながらビジネスを始めると会社の規則違反にあたる場合があります。
就業規則で副業を認めていない会社も多いので、その場合は注意が必要でしょう。
仕事中に他の仕事や、趣味をしてはいけない事は当然です。