見ざる聞かざる言わざる
いや、ほんとロクな事がない。
特に愚痴や不満を聞いてしまうと、どっぷりと心まで汚染されてしまう。
「人の不幸は蜜の味」と言うように愚痴や不満や噂話は留まることを知らない。何も意識していない人の悪評を聞くと、自分にはなにも被害が無いのに悪いように見てしまう。
親切心で教えてくれているのかもしれないが、間違った先入観を持ってしまう事もある。
そしてそれを他人に喋ってしまうともう最悪である。
噂は直ぐに広まり、自分の知らない範囲まで広がる事は珍しくない。そして言われの無い人が嫌な思いをすることも少なくないのである。
見たくも無い物を見てしまう事もある。見てしまったものを他人に言うかどうかは良く考えものだ。
不正なら正す必要があるが、それは被害者が居るからである。不倫にしても家族を裏切る行為なので被害者は居る。しかし自分の生活に関係の無い芸能人の不倫を騒ぎ立てる必要があるのか?まぁスポンサーなどイメージダウンになる企業が居る分正さなければならないのか?
なぜ、ご丁寧に人の悪評や不幸話を親切に囁いてくれるのであろう?そして「ここだけの話」というフレーズは「ここだけ」で留まったことが無い。
「何も見ず、何も聞かず、何も言わない」のが人生を上手く生きる術かもしれない。