売上は信頼の証
ビジネスをスタートした時、一番最初の顧客になるのは友人・知人・家族では無いだろうか?
実績も信用も無く始めたビジネスに顧客が付く事は難しい。
まず、最初に顧客になってくれるのは身近な存在である。
最初に商品を購入してくれたのは元同僚だった。
特に商品説明などもせず、HP経由で商品を買ってくれた。彼はその商品に特別魅力を感じた訳では無いだろう。
そしてその商品を知人に勧めてくれ、その知人も商品を購入してくれた。
商品力が特別劣っているとも思っていないが、その元同僚が欲しがる商品では無い事は充分に承知している。
じゃあ彼は何故購入してくれたのか?
それは「信頼」である。
スーパーで買えば同じような商品が安く買えるだろう。しかし原産国や、製造方法については消費者は分かりずらい。知人が作る商品・サービスには商品のクオリティ以上に「信頼」があるのである。
そしてその紹介顧客も知人への「信頼」で商品を購入してくれたのである。
口コミサイトを見て商品の購入を検討するのも、その商品の「信頼」を確認する為である。
店舗はそこに店があるだけで「信頼」がある。
良く売れている商品はその分多くの顧客の「信頼」を得ているのである。
しかし一気に「信頼」を得る事は難しい。1つ1つの積み重ねである。反対に信頼を落とすのは簡単だ。産地偽装や賞味期限の改ざんなど1つの嘘で今までの「信頼」を失ってしまう。
企業にとっては1,000個の商品の内の一つであっても、顧客には買った1つが全てである。その1つの商品が「信頼」を得たり、失ったりする事に繋がる。
ビジネスとは「信頼」のやり取りだ。