イエスマンは優れた営業マン
どこの会社にもいるイエスマン!
「あいつは仕事も出来ないのに出世している」と陰口の主人公。
もちろん多くのイエスマンは本当に仕事ができないのだろう。
しかし、間違い無く出世するのだ。
それは何故か?彼らは自分のクライアント(取引先)が誰か良く知っているのだ。
社長や上司が自分の一番のクライアントなのである。
どんなに仕事が出来てもクライアントに嫌われたら美味しい仕事は回ってこないのだ!
しかしそんなイエスマンも楽では無いのだ。
食事に誘われれば断る事も無い、休日はゴルフや釣りに出かけ休みが無い。仕事の優劣の前に全てを犠牲にしているのだ。
仮に年収で200万の差が付いていたとしても真似できるだろうか?誰にでもできる事では無い。
そしてイエスマンは自分の事を良く知ってる。他社に転職するスキルが無い事を人一倍理解しているのである。
周りにどう思われようが常に社長や上司のイエスマンになる事が自分の一番得意な仕事なのだ。
どんなに仕事が出来ても、イエスマンじゃなければ可愛がられ無い。犬や猫でもそうだ。
見てくれが良くても懐かない犬や猫よりも、多少不細工でも懐く犬や猫の方が可愛いもんだ。
社長様や上司様は常に正しいと思われなければならない。否定される事などもっての他である。
間違った戦略でも否定されるより、イエスと言って貰える方が心地良いのだ。
それは決して会社の為にはならない。しかしそんな事はイエスマンにとってはどうでも良いのだ。
自分のクライアント(社長、上司)が気分良くなれば自分の給料が上がるのだから。
もちろん人に好かれるのは簡単な事では無い。
自分を、時には家庭を犠牲にしてイエスマンになるのだ。クライアント(社長、上司)に自分を売り込む営業力は社内で一番なのだ。
決して仕事が出来ない訳ではない!見ている先が人と少し違うだけなのだ。
近い将来、人事はAI(人工知能)が行うだろう。既に導入しているベンチャー企業があると聞く。
その時代でもイエスマンが社内で活躍するのか見ものである。