儲けに拘り過ぎて商機を逃すな。
商品を仕入れて販売する場合、掛率は重要である。
安く仕入れて高く売るのが商売の鉄則だ!
とある商品の話。
55%の掛率で購入、65%で売り先を探す。
しかし今は何処も仕入れの掛率が低い。65%で仕入れてくれる処はなかなかない。
営業先も商品を凄く気に入ってくれた。しかし掛率が問題で取引には至らない・・・・
その場合、仕入れ先と営業先を直に繋いでしまう。
そう、とうぜん儲けは無いのだ!ただ働き・・・・
自分の儲けを優先し、折角販路があるのに商材を流さないのは勿体無い。
取引量や取引額の問題もあるが、当初そんなに利益が取れる程の量は動かない。
そこで自分が10%の利益に拘り、商談が不成立になればその後の展開も無くなってしまう。
もちろん最初は利益も取れずただ働きかもしれないが、流通量が多くなれば1%のマージンを貰う事は可能になるかもしれない。
そして、営業先の顧客に支持された場合、新商品の展開が可能になる。販売価格・原価率・掛率を新規に決めることができる段階で、マージンを貰うことも可能だ。
しかし最初に儲けに拘りすぎ「掛率が合わない」と商売を終わらせてしまうと将来の利益も逃してしまう。
顧客が欲しがる、しかし掛率が合わない、その場合のボトルネックは自分の流通マージンだ。もちろん仕入先や・販売先と掛率の商談をし、理想の仕入れ値・販売価格に持っていくことがベストだが、なかなか上手くいかない場合も多い。
儲けは必要だ!誰だってただ働きはしたくない。しかし自分が流通から離れる事で商品が流れるのであればそれも一つの判断かもしれない。
最初に利益が出なくても、商品が流通し利益が出だしたら仕入れ価格の見直しも可能になるかも知れない。
仮にその商品、販売先で利益が出なくても、他の商品や販売先に繋がる場合もある。
あまり儲けに拘りすぎ、将来の利益を逃してしまうのは勿体無い。最初は儲からなくても商品を流す事が重要だ!